「起業をしたいから副業を始めた」「週末起業を行っている」という方が増えてきています。このような時代の流れは、元々起業をしたいと思っている方が手軽に副業から始められる環境ができたという点も大きいかもしれませんが、やはり「今の仕事をずっと続けることに不安がある」「やりたいことで稼いでいきたい」という思いで行動を始める方が多いでしょう。そんな方にぜひおすすめしたい起業方法がコピーライターです。文章は誰でも書くことができるので、比較的稼ぎやすいジャンルと言われています。しかし、コピーライティングで生計を立てるというのは、そう簡単なことではありません。ではどうすれば、ライターとして独立して生活をすることができるのでしょうか?今回はコピーライターに必要なマインドセットについてお話していきます。
コピーライターってどんな仕事?
コピーライターとは、企業が出すサイトや看板、商品の紹介文などの広告物につける文章を書く人のことを指します。商品のコンセプトを簡潔な言葉で明確にしながら、ターゲット層に届く言葉を選んで考えなければいけません。コピーライターが考える文章が商品の売れ行きを大きく左右すると言っても過言ではないため、広告にとって重要な役回りとなっています。
近年、企業が販促を行う場所が現物からインターネットへと大きく変貌を遂げており、それにともなってコピーライターのお仕事もどんどん増えてきています。しかし、需要が高まっているから誰でも稼げるというわけではありません。やはり売れるキャッチコピーを作れる人だけが大きく稼いでいくことができる実力主義の厳しい世界です。ただ、その中で才能を発揮することができれば、自分の言葉1つで利益を出していくことができるので、稼ぎやすいジャンルだとも言えるでしょう。
コピーライターで起業するにはマインドセットが大事
コピーライターとして稼いでいくために必要なことと言われると、「文才」「発想力」などを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?もちろんそのような元々持っている才能も大事なのですが、それ以上に大切なのがマインドセットです。どのようなマインドを持ってその仕事に取り組んでいるのか、どれだけクライアントのことを考えているのかでコピーライターとしての売り上げも変わってきます。いくらライティングの才能があって素晴らしい発想力を持っていたとしても、正しいマインドセットができていなければその能力を発揮することはできず、自分の能力分の報酬を受け取ることはできないでしょう。だからこそ、これからコピーライターを目指したいと思っている方や、コピーライターとしてなかなか収益を上げることができていないという方は自分のマインドセットを振り返ってみることが大切です。
コピーライターに必要なマインドセット
では、コピーライターとして活躍して独立を果たすためにはどのようなマインドセットが必要なのでしょうか?ここからはぜひ身につけてほしいコピーライターのマインドセットについてご紹介していきます。
凡人徹底
凡人徹底とは、何でもない当たり前のことを徹底的に行うという意味です。コピーライターというと、その文才を発揮して誰にも書けないような言葉を生み出すことが仕事だと思っている方は多いでしょう。しかし、実際に世の中にあるキャッチコピーを見てみると、どれも簡単な言葉で作られており、誰もが親しみやすい上になぜか耳に残るというものが多くあります。つまり、コピーライターは特別なことを創造する仕事ではないということです。
コピーライターとして独立をするためには、文才以上に当たり前とされていることを徹底して行うことの方が重要です。どれだけ素晴らしい文章を書ける人でも当然のごとく納期より遅れてしまったり、自分中心な発想でキャッチコピーを作っていると、クライアントからの信頼を失ってしまいます。信頼を失うと、その後依頼をしてもらえない可能性が高くなり、なかなか自分の文章だけで生計を立てるのは難しくなるでしょう。そのため、当たり前のことを徹底して行うことが最も重要なのです。
クライアントに100%フォーカスする
コピーライターの仕事は、クライアントの売上を伸ばすことです。依頼してくるクライアントは、自社の商品をよりたくさん売りたいからこそ、文章のプロであるコピーライターにその商品の魅力が伝わる文章を書いてほしいと依頼してきます。だからこそ、コピーライターがまず最初にやらないといけないのは、クライアントの意思を汲み取った上で市場のニーズを考え、よりその商品の魅力を伝えるために尽力することです。そのためには、クライアントと同じくらい、もしくはクライアント以上にその商品を好きになることが大切です。そして自分の今感じている魅力をどのような言葉で伝えれば顧客に届くのかを考えてキャッチコピーをつけることによって、より心に響くキャッチコピーを作ることができるのです。コピーライターの仕事はクライアントありきなので、今目の前にいるクライアントに満足してもらうことをまず第一に考えましょう。
ライティングの質に徹底的にこだわる
コピーライターの仕事は、実力がなければ減ってしまいます。逆に言えば、実力さえあれば多くのクライアントから依頼を受けることができるので、より収益を伸ばすことができます。そのため、自分のライティングの質には徹底的にこだわる必要があります。コピーライターとして活動をし始めたばかりだと、なかなか自分の思うように魅力的な文章が書けないという壁にぶつかるかもしれませんが、それでも目の前の仕事に一生懸命に向き合うことによってライティングスキルは向上していきます。ライティングスキルが上がれば依頼も増えますし、徐々に単価も上がってくるので、質の向上は徹底して行いましょう。
自分がどんな価値を提供できるのかを明確にする
コピーライターとして活躍する方の中でも、自分の得意分野があるという方は多いです。そのため、美容系のジャンルのライティングが得意という方は美容系に絞って多くの案件を受けているという方もいます。どんな依頼でも受けるという姿勢をとっていると、どのジャンルも中途半端になってしまう可能性もありますので、今の自分の経験や能力であればどのジャンルでどれくらいの価値を提供できるのかを常に考えておく必要があります。自分がクライアントに対して提供できる価値を明確にしておくことによって、クライアント側も依頼をしやすくなりますし、双方に得のある取引を行うことができるでしょう。また、依頼をしてくれたいクライアントに対しては、現時点での最大規模の価値を提供することを意識して行う必要があります。
まとめ
いかがでしたか?コピーライターという仕事を特別なものに感じている方も多いと思いますが、実際は誰もができることを全力でやることによって独立を目指すことが可能な職業だということができます。しかし、当たり前のことを徹底して行うということ自体が大変なことです。自分ができる最大限のことを常にやりつつスキルを向上させ、相手に誠意を持って接していれば、自然と稼げる環境は整ってくるので、これからコピーライターを目指そうと思っている方は自分のマインドセットをしっかりと行ってからライティングスキルを磨きましょう。